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「わかったな!!」とか言って、勢いよく教室を出て行く少年。
……い、いや、ネクタイから見て、同い年だけど。
達也は呆然としてしまった。
「も、…貰う?」
てっきり自分目当てだと思っていただけあって、意外な矛先に達也の脳がついてこない。
「なんだ?今の……」
そう呟くと、一部始終を見ていたらしい京哉が近づいてきた。
「随分可愛らしい宣戦布告だね」
「…せ、宣戦布告?」
「あー駄目だこれ。頭が完全についてきてないな…」
え、……え?
"高瀬君はっ!、僕が貰うっ!!!!!"
えぇぇえええ゙─────???
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