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「奈落ですね。
私は霊界案内人…
貴方の生き方を裁いて下さる方までご案内します。」
「………まさか本当にあるとはな…」
生きてきた間、退屈しのぎに多少の知識を入れてきた。
中でもあの世の理は俗説に過ぎないと思っていたが…
あながち嘘でもなかったらしい。
霊魂だけの存在となってしまった奈落は
霊界案内人によって
審判の門に辿り着く。
そこでは閻魔王の息子・コエンマが
死者の裁きを行っていた。
そこで数々の悪行を並べ立てられ、
奈落は静かにそれを静聴していた。
胸に1つの決心を秘めて………。
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