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魔法のようなホントの噺
「結論から言って――」
そう、過程など些末なこと。
いつから。何のために。
そんなモノ、どうでも良いのです。
「魔法は、存在します」
そこに或る。ただそれが全て。
疑問を抱く前から其処に在って、習得する環境も用意されていた。
いわば、私はエリートとも言えるべき存在なのでしょう。
当然、その優越感の裏付けになるのが、前述の言葉。
もはや私たちの中でテンプレートと化した定型句。
持たざる者への説明。
まずは貴方に知ってもらうべき、そう思います。
だからもう一度言いましょう。
「魔法は、存在します」
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