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「それと証明だな!お前は強いってこと、俺は元から強いけどもっと強いってことの証明!……カイン!相手、ぶっ倒せ!!不良は強いってこと見せ付けるぞ!いいな!?」
「ふふっ……相変わらず……オレ早く帰れるんじゃないんですか?」
「そんなん相手倒してから帰れ!!」
ギルの無茶苦茶で理不尽でどーしようもない激励は、確かにカインに届いた。
カインは縦長のロッカーを開くと大剣……それよりも遥かに大きい2メートルもあろうかという巨剣を取り出した。
「しょーがないですね、やりますか!」
「やれ!!後輩!」
カインはギルと拳を合わせると、巨剣を握りしめ、ロッカールームから校庭に向かい歩き出した。
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