ギルド依頼

11/24
前へ
/680ページ
次へ
「……あのさ、悪いんだけど、オレ今日学園行かないから」 「えっ!?」 「怪我してるから、強制的に休みなんだ」 リリにとってカインの意表をつく発言により、リリは無言のまま立ち尽くした。 「んじゃ、そういうことで……あっ、朝食は後でたべるから取っておいてな」 カインは近くの執事にそう言うと、二人は食堂からでていった。 数十秒後、「はぁ!?」というリリの声が聞こえた。 当然だろう、あれだけ長い説明をし、嫌味を言ったのにも関わらず、逆にこけにされたのだ。 その後、リリは意地でもカインを連れていきたいのであろうか。 ヒーラーと呼ばれる回復魔法のエキスパート達を集めるが、遅刻ギリギリということで慌てて学園へ出発した。 そして、カインはリリの集めたヒーラー集団に回復魔法をしてもらいながら眠りについた。
/680ページ

最初のコメントを投稿しよう!

109802人が本棚に入れています
本棚に追加