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そして次の朝、道端で寝ていたところをあっさりと見つかり、連れ戻された。
その境遇を不憫に思ってか、非人頭は何も言わず、身柄を永斗に引き渡した。
年が近いこともあり、ここでは永斗が敦志の身元引受人なのだ。
「何?死んでも良いわけ?」
家に入って第一声はそれだった。
「知らねえなら教えてやるけどよ、宿無し非人が元いた場所から3回脱走すると、死刑なんだよ」
「オレ、ここに家あるし。」
「俺がお前追い出したらどうする?」
話の方向が少し、おかしかった。
「何でそうなるわけ?」
「お前がまだこの状況を受け入れない、受け入れたくないってなら俺はお前をここに置く気はない。どこへでも行けよ。」
「……それが永斗の矜持?」
「そーかもな。」
一つ息をついて敦志は座り込んだ。
「ごめん。」
「…………」
言葉は返ってこなかったけど、永斗の気はおさまったようだった。
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