序章

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「あの、給金は……?」 「んなもんあるか。非人に払う汚れた金なんぞ、ここにはない。」 罪人を押さえつけ。 隣で同心が首を落とした。 飛び散った血は、体を纏う布にこびりついたまま。 帰り道、乾いた笑いがわきでてくる。 涙は、出なかった。 .
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