序章

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ハァ、ハァ、ハァ、ハァ… 耳元で自分の息が聞こえる。とても…苦しい。 ハァ、ハァ、ハァ、ハァ… でも走らなければ。走らなければ…生きられない。 ハァ、ハァ、ハァ、ハァ… チラリと肩越しに振り返ると『それ』は確実に僕を狙ってスピードを上げていた。 慌てて足に力を込める。 ハァ、ハァ、何で… 何でこんな目に…
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