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見ているのは辛かった。
だが僕はこの理不尽に殺された人達の分まで生きられるとこまで生きてやろうと決めていた。
何となくそれが生き残った自分の使命だと思った。
その為にはこの光景を目に焼き付けなきゃ!!
僕はこみ上げる吐き気を必死にこらえながらこの光景を目に焼き付けた。
僕が…あなたたちの分まで頑張りますから。
そして一通り終わった後、鈴木が口を開いた。
『よし、ちょうどいい人数になったね。じゃあ移動しま~す。今日の夜には会場に着くと思いますので皆さん頑張って~』
こうして参加者の無念と後悔、僅かな希望と大きな絶望を飲み込んだ悪夢の抽選会は終わった。
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