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2XXX年、地球には割とたくさんアンドロイドが人間と共存していた。
しかし、一部の人間以外、自分達がアンドロイドと共に生きていることをしらなかった。
その昔、一人の少年によって造られた『心を持つＤＯＬＬ』をベースとし、たくさんの人間がそれを造りはじめた。
少年が造ったＤＯＬＬは、優しい人の心を持ったアンドロイドで、人を傷付ける事はなかったという。
少年の死後、設計図が出回り、アンドロイドはこっそりと造られた。
しかし、悪い心を持ったアンドロイドがうろつくようになり、政府は一部の人間以外がアンドロイドを造ることを禁じた。
この時代、造られたアンドロイドは、普通の人間と同じように生活できるように仕事を持っていた。
普通の人間と同じ仕事をしているものが殆どだが、一部の有能なアンドロイドには、特別な仕事が与えられていた。
そう、例えば人の心の傷を癒す為に働くこと。
つまりカウンセラー。
関係者は、その仕事をするアンドロイドのことを『ＣＵＲＥ』と呼ぶ。
この物語は、ＣＵＲＥアンドロイドの少年と、傷付いた人間たちの物語である。
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