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「…はあ。ここか。」
長い道のりを経て、たどり着いたのは図書室。
「図書室は飲食禁止…よね?」
優花はお昼を食べに行ったのではなかったのだろうか。
そっと扉を開け、中に入る。
中には司書の先生らしき眼鏡の女性と、生徒が2、3人いるだけだった。
奥に優花を見つけ、怪しまれないように、本を見ながら優花に近づく。
CUREとして、まずは優花と仲良くする必要がある。
「美袋さん。」
「…!」
優花は心底驚いたように、危うく手に持っていた本を落とす所だった。
「大丈夫?」
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