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「青木?何してん?」
あまりの唐突な彼の登場にびっくりして思わず振り向く俺。
「う、うえ!!?」
もう意味のわからない返答。
そしてあろうことか命綱となり右手を離してしまった。
はい、ケツからマグマまっしぐら。
「あ゛あ゛あ゛!!!ケツが焼けるー!!!」
心なしかほんとに熱く思えた。
あまりの迫真の演技に涙目になる小林。
ちょっと面白かったから
「小林!!あとはお前に託す!!真の勇者に…父の仇、ファイヤードラゴンをたおすん…だ…」
そういい残し息はてる俺。
もう主旨かわってるし。
「青木!?」
そのあと小林はガチで保健室の先生をよんできた。
小林は空気が読めなかった。
結局私は保健の先生に全くもって健康極まりないケツをさらすことになり、小林とは心なしか疎遠になった。
人は選ぼう。
私はまた学んだ。
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