地獄からの使者

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  小学生時代の妄想。   まず、黒い手袋を用意する。 当時は母親のを拝借。 ちなみに右手のみでぉk。 察しのいい奴はわかるだろう。   ぬ~べ~だ!!   放課後右手に黒手袋をはめ、何くわぬ顔しながら友達に接近。 没収という最悪の自体を想定してのいい時間帯だ。   何気なく友達の話に加わる。   俺の右手を二度見する友達。 そんな事はお構いなしに軽快なトークの俺。   友達が「何その手袋」のワードを切り出した瞬間、俺のトラップカードは発動する。   頭の中では「おーまーたーせーしーまーしーたーすーごーいーやつ!」   俺「あぁ、これか…」 友「うん、何それ?怪我?」 俺「いや、なんでもないんだ…!?くぅ!」   右手を押さえ苦しがる俺。 ちなみにこの時空気は読まない。   俺「み、右手が…!?だめだ!力が…!!みんな、逃げろ!」   言われなくても離れてく友達。   何やらなんとなくそれっぽく右手を押さえ術らしきものを唱える俺。   悲劇は起きた。   「え?何してんの?」   苦しみ呪文をもごもご言いながら振り向いた俺。 そこには当時俺がひそかに恋心を抱いていたI君が怪訝そうに俺をみていた。   できれば死にたかった。   。
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