■ 夢の中で ■

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  「阿木人、なんか落ちてきたわ。これは蹴って良いの?」 「良いわけないだろっ!」 少女は頬を膨らませ、阿木人が持つスーパーの袋からゼリーを一つ取り出した。 「シア、それは明日のっ!」 「今日阿木人、すっごーく待たせたんだから、良いでしょ?」 笑顔で少女・シアはゼリーを手に持つ。阿木人と呼ばれる青年は大きくため息をついて、落ちてきた人間を見る。 「おい、大丈夫か?」  
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