GUARD

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「すみませ~ん」 ・・・ 「誰かいらっしゃいませんかぁ」 ・・・ はて?誰もいないのかな? 「どちらさまで?」 急に背後から声がかかる。 「あっ!すみません!人をさがし・・・」 でかいっ!なんて大きさだ! 身長はゆうに2メートルを越え、腕の太さはまるで女の人の引き締まった腹部と思わせるかのような太さだ。 俺は思わず 「人間なんですか?」 と聞いてしまった。 「いちよこれでも人間をやらせてもらってるが・・・」 本人も自覚があるのだろうか?俺の問いにそう返してきた。 「あっ!申し訳ありません!」 「いやいや、初めて俺を見た人は皆そうなる。まぁ、1人を除いてだが」 「ははっ」 自分の顔が引きつってるのがわかる。 だが、この人がここに来たってことはこの人が俺が捜していた護衛の人なのだろう。 確かにこれならお嬢様を完璧に護れそうだ。
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