魔王

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『戦士は?』 「もうそろそろ来る頃だと」 廊下からガチャガチャと音が聞こえてくる。 姿を現したのは鎧をまとい、背にはたくさん武器を背負っている戦士が歩いてきた。 「ちょっと、ひどいですよぉ!僕を置いていくなんて」 見た目としては中々の二枚目で背はそこそこあるが、戦士としてはヒョロッちい体の優男が入ってきた。 「にゃはははっ。ドンマイドンマイっ」 軽いノリの賢者の男が戦士の背中をバンバン叩く。 とうとう、勇者御一行が集まってしまった。
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