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「確かに寮なら安全だ…
慧、よく考えたな。」
「あ、でも生徒会以外ふたり一つの部屋だな…、今年は満室だろ？」
ぶつぶつと、俺と慧が話し合っていると、悠が言った。
「俺が…千種と部屋交換するか…？」
確かに悠は生徒会だから一人部屋だ、相部屋にしてしまえば一人くらい寮に入れられる。
部屋は広い。問題はない。
「でもなんで交換なんだよ」
「港君は俺より千種のほうが落ち着くだろ。
俺と慧は一緒でも問題ない。」
「なるほどな。」
「俺も、会長には失礼ですけど、助かります。」
「……それに、」
港に悠は耳を近付けた。
「…俺は慧が好きだから。」
「…わかりました。」
「交渉成立…っと。
後は理事長の許可か。」
「なら副会長だな。行こう。」
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