遠足

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「神様?」 俺は鳴らしおわり降りてきた律に聞いた。 律はやわらかく微笑んで 「両想いになれますように。」 と願ったんだと言った。 俺はそう言った律の表情が優しくて、可愛くて、 (これじゃあ会長も惚れちゃうな。) と思った。 男とか女とか関係なく、 誰もが惚れる笑顔だった。 「次、俺な。」 そう言って俺たちの横を通り、 隼人が鐘の台にあがった。 真剣な面もちで、 ――――…二度、 鐘を鳴らした―――…。
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