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「2回…?」
律が恐る恐る聞いた。
隼人はなんでもなさそうに、
「ああ。」
と言った。
俺と律は理由を聞くことをためらった。
だが隼人にはお見通しらしく、
ゆっくり話し始めた。
「…俺は昔から慧が好きだった。
出会ったのは…小二だった。
それから兄貴みたいに慕ってた。
それが恋愛だって自覚したのは、
前にも話した通り小五だった。
皮肉なもんだけど
それはこの鐘を鳴らした回数と関係あんだよ。」
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