運命

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それからまた一年が経った時だ。 1月半ばの雪のふった日だった。 俺たちはサッカーをしていた。 試合も近かったこともあり、 早くから練習していた。 「今日姉さんの学校で練習試合なんだって。」 「へー、また勝つのかな。」 俺たちは軽い雑談をしながらウォーミングアップをしていた。 その時、先生が蒼白した表情で走ってきた。 そして切羽詰まった声でこう言った。 「豊橋くん、病院へ………っ!」
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