Sparks runner high

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Sparks runner high

「桐花、結局竹刀持参か」 「私は部活だ、お前とは違う」 未だに高校でも部活をしている桐花、後二回大会したら引退だ。 今じゃ大将に指名されて責務をはたしている。無論剣道部というのはいうまでもない。 「部活は楽しいか?」 「辛いと思った事はない」 相変わらず会話が続かない。 むしろ険悪なのに登校途中にニコヤかに会話に挑戦する俺に拍手。 寂しいな、俺。 で、登校時間電車乗車35分、徒歩10分。県境の線を一本越えたすぐに学校はある。 蓮麻大学附属第二高等学校 正直長い、よって前言撤回 「蓮麻第二高校か・・・」 「なにか言ったか、フヌケ」 声に出してしまったらしい、気を付けよう。 「自分で自覚している事を他人に言われると腹がたつな」 表面上の反論だが本心だ。 「フヌケにフヌ」 「その先、無限ループが続くからの却下」 はい、到着。
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