Phantasm

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Phantasm

時刻は午後四時 誰かに呼ばれていたような感じもしたが気がまわらなかった 才能というものはやはり大切なんだろう 俺が切に願った夢は 「7歳から今まで剣道をしていたら・・・か」 それがあいつの正体だった それでもあいつは四年のブランクがある俺に負けた 分かってはいたが辛い所もあったが俺には俺にあう得物があった ならばそれでいい 無理に願うこともなく 思い込む必要もない 「そろそろ帰るか」 桐花は今日も部活だ、剣道部は毎日に近い練習なのでそれ相応に鍛えあげられていく 私立なので部活へのいれこみ具合いも一味違う とにかく教室から出よう
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