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キーンコーンカーンコーン……
無事被害者もなく授業は終了した。
あのあと先生はあきれて生徒のことを放置したまま授業を進めていたからだった。
授業の後の教室はさっきまでとは違いにぎやかであった。
しかし、さっき怒られた生徒は相変わらず外を眺めていた。
そこに身長が180ぐらいで髪は少し茶色がかったショートヘヤーで顔は焼けていてなかなかの世間から見てイケメンな男子生徒がその生徒に近づき、
「あの先生を呆れさせるとはさすがだな有紀」
外を眺めていた身長178ぐらいでショートの黒髪で少し焼けた肌で凛々しい目つきをした有紀は声をかけた少年に向きを変え、
「授業なんか聞いたってつまんないしな」
と、軽く笑いながら有紀は答えた。
そして、
「徹もそう思わないか?」
その問いかけに頷き、
「まぁな、
でも、聞いとかなきゃテスト赤点になっちまうからな」
徹は笑いながらそう有紀に答えた。
そして、
キーンコーンカーンコーン
次の授業のチャイムが鳴り響いた。
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