story 1:痛み

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その炎に全てを奪われて、 自暴自棄のまま戦争に駆り出された。   ―…そのときの記憶は、 いまだに僕を苦しめる―      「危ないっ!!」   何度、友人に警告しただろう? 何度…見殺しにもしただろう。   “人間”が“肉片”に変わる瞬間     「…どうしてっ…」   僕の中で感情が 「邪魔なもの」 としか 感じなくなった。 …そして、感じることをやめた。   やがて 戦い、殺し、生きることが “生きがい”となった。   ―それなのに…
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