CASE 1

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  やっぱり子供の事を一番わかるのは…母親だろう!   私は結菜を起こしに行く前に、母親に話をする事にした。     初めは口頭で説明して… その後に絵を見せた。   母親は口元を手で押さえ、言葉を無くした。     やはり母親にも心当たりがないようだ。 家でも特に変わった様子はないらしい。   とりあえずは互いに結菜の様子を注意深く見ていこうという話になった。     結菜を起こすと、眠い目をこすりながら母親に問う。 「おうち…帰る?」   「おうち帰るよ」 母子2人は帰って行った。       次の日も結菜と会ったが、子供とはいえ人格やプライドがある。 普段と変わらぬ様子の結菜に余計、私は安易に聞けずにいたんだ。  
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