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ねね(M) 「そう、こんな風に一日が過ぎていく。でも、私は知っているの。この喫茶店が放置されている理由も、白花が大変な理由も、向日葵が働きたい理由も」 ねね 「ねぇ、捨てられた気分?」 白花 「よく解んない」 ねね 「聞いてないの?誰かのこと」 白花 「いいよ。無理に探して問い詰めたって母さんは聞きたくないだろうし」 ねね(M) 「私は知っているの。本当の理由」 向日葵 「ねね~、お父さんが再婚するって聞かないの~!嫌だよ~!」 ねね 「再婚!?誰と?」 向日葵 「八重(やえ)さんって聞いた。とっても綺麗な30代後半だって、嫌だよぉ」 ねね 「へぇ?で、向日葵はどうしたいの?」 向日葵 「働いて一人暮らしするの!」 ねね(M) 「知ってるよ。その人は、撫子 八重(なでしこ やえ)。白花のいなくなったお母さん」 ねね 「ねねを捨てた、お母さん。白花のお母さん、向日葵の義母になる人。そうやって、捨てていくんだね、ねねたちを」 紅葉 「ねね先輩、お水こぼれてますよっ!」 ねね 「あ、ごめんねっ、紅葉ちゃん」 紅葉 「いいえー、危ないですからねっ」
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