第一章 出会いと旅立ち

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「決定ね。そういえば何であたしか、文字を書く事ができて、さらに、読めるって知っていたの?」 「…この体、が覚えていたんだよ」 「…そう。」 彼女は、優しく答えたけれど、寂しそうに笑っているように見えた。 「さっ、早く支度を済ましましょう。」 こうして、『ボク』とこの身体とシーファの旅が始まることになった。 この先に『ボク』の身体はあるのだろうか?  この体の持ち主、つまりシーファの兄はみつかるだろうか? そしてなにより…『ルーベ』この名前に関することがすこし気になる…。 それから、あの人はいったいどこにいるんだろう…?
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