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「決定ね。そういえば何であたしか、文字を書く事ができて、さらに、読めるって知っていたの?」
「…この体、が覚えていたんだよ」
「…そう。」
彼女は、優しく答えたけれど、寂しそうに笑っているように見えた。
「さっ、早く支度を済ましましょう。」
こうして、『ボク』とこの身体とシーファの旅が始まることになった。
この先に『ボク』の身体はあるのだろうか?
この体の持ち主、つまりシーファの兄はみつかるだろうか?
そしてなにより…『ルーベ』この名前に関することがすこし気になる…。
それから、あの人はいったいどこにいるんだろう…?
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