レイラという馬

3/9
前へ
/331ページ
次へ
「ちょっと~二人してなにこそこそ話してるの?」 「怪しいなぁ~ひょっとしてレイラにはなにか特別な秘密があったりして」 💧鋭いな…女の勘か? 「なにも無いよ見ての通りいい馬だなぁって」 「この馬の次走は東スポ杯の予定ですから加藤さんも注目しといたほうがいいですよ!」 「まだ一勝の牝馬がそんなレベルの高いレースに出るんですか?」 「篠原先生も強気ですね」 「いや、一度府中を見ておきたい…見せておきたいと…」 「???でもこの時期に関東まで遠征してわざわざ牡馬とレースなんてそれなりに勝算はあるってことですよね」 「勝つとは言いませんがおもしろいレースになることは約束しますよ😃」 「良かったな加藤、いい話が聞けて」 「いい話が聞けたところでお前はあっちにいってろ」 「誠くんこそもう帰ったほうがいいんじゃないの」 「モノトーン取られちゃうわよ」 確かにフランスに行って、その後に直で美浦に帰らないでここ栗東でのんびりしていたら遊んでると思われても仕方がないな💧 帰るか。 「巧、話はまた後でな」 「加藤、あまり迷惑かけるなよ!」 「私はもう少し取材していくから」 「チェンジザワールドの次走も気になるし」 「じゃあな誠、お前も東スポ杯で乗せてもらえる馬があったらいいな😁」 「おう、頑張って営業するよ」 「じゃあな巧」 …それにしてもかなり走りそうな雰囲気だけど、会話ってなんなんだ? 巧は突拍子もないこと言うやつじゃないんだけどなぁ でも、もし会話なんてできたらレース運びなんて自由自在だろうなぁ~ おっと、間に受けるところだった😅 そんなことよりまずは自分の騎乗機会を増やさなきゃな。 まだまだ地道に穴をあけなきゃね😁
/331ページ

最初のコメントを投稿しよう!

392人が本棚に入れています
本棚に追加