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今年も前半戦の宝塚記念が終わり、本格的に夏競馬の始まりだ。
篠原は去年のダービー、菊花賞、有馬記念を勝ち、今年の春の天皇賞を制した現役最強馬「チェンジザワールド」で現地で一戦挟んだ後フランスの凱旋門賞を目指す予定らしい。
今だかつて日本の馬が世界の超一流レースを勝ったことはないが、あいつならやりかねないな。
私は新潟で声援を送るとするか…ハハハ。
っと、あいつとくらべてもしょうがない。
夏のローカル開催は私にとっても稼ぎどき！
それに密かに期待してる馬がいるんだよね💡
こないだ1600万クラスを卒業した「モノトーン」
遅咲きの血統が開花して、体がしっかりしてきてやっとまともに調教ができるようになったんだ！
順調にいけばこの先化けるかも。
他にも掘り出し物の二歳馬に当たる可能性もあるし、新潟は酒も旨いしね💡
楽しみだ😃
「志田く～ん」
「なにかおもしろい馬いる～」
…またか
こいつはスポ朝の新米記者の加藤容子。
馴染みが無いのでなかなか名門厩舎の取材ができなくて暇を見つけては私のとこにやってくる。
私も騎手の中では背が高いほうだが、加藤は…おそらく180以上はあるだろうか💧
他の騎手への取材は丁寧な言葉使いだが、私に対しては妙に馴れ馴れしい…
なめられてる？
「こないだもまたやっちゃったね！」
「お客さんも泥棒～って叫んでたわよ」
「うるせぇな～それが俺の仕事だよ！」
「俺に強い馬乗せねぇ調教師連中がいけねぇんだ」
「あぁ～問題発言」
「言ってやろ～🎵言ってやろ🎵」
「おまえは小学生か！」
「だいたい取材するときはもっと人に敬意をはらってだなぁ…」
「あっ！石井先生～」
行っちゃった💧
なにしに来たんだ、たくっ
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