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「ねぇねぇ!お姉ちゃんはどこから来たの?」
好奇心旺盛なmy younger sister沙耶(さや)。
これでも中学2年生。
「我は平安からここへ参ったのじゃ。」
「スッゴーイ!!」
普通に信じるお前もすげぇよ…
まだまだガキんちょだな。
「フガフガ…」
その時爺ちゃんが急にしゃべり出した。
別に寝たきりとかじゃないけど、普段からあまり話してくれないのでいるのかいないのか微妙な存在だ。
しかし今は目を見開き何かを訴えようとしていた。
とりあえず…
「はい!入れ歯!」
俺が爺ちゃんに一番必要な物を手渡す。
あんまり触りたくなかったけど、この際仕方がない。
爺ちゃんは急いで口にはめ込み、そして一言。
「ば…ばすといくつじゃ?」
ちょ…このじじぃ!何を聞いてんだよ!
家族は唖然とし、琉奈の方は頭の上にクエスチョンマークをたくさん浮かべた。
そりゃあその単語は平安にはありませんよね…
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