奇妙で不思議な少女

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そういえばさっきから親父が全く喋らないんだが、どうしたんだろう? 「わ…和服…萌えぇ~ ハァ…ハァ…」 アレ?コイツナニイッテルノ? その時お袋が立ち上がり、親父の頭にメテオストライクを打ち込んだ。 そして親父の頭はテーブルへと沈んだのだった。 「じゃあ琉奈ちゃんの部屋を決めないとね!」 虫の息の親父をそっちのけで話を進めるお袋。 救急車を呼んだ方がいいんじゃないか? 「母上殿。誠に申し上げにくいのじゃが、太陽殿と同じ部屋にはしてもらえぬか?」 「わかったわ。 じゃあ太陽をこの家から追い出して、琉奈ちゃんをそこにしましょう。」 何を言い出すんだコノヤロウ… なんだあれか?俺は明日からホームレスやれってのか? 「そうではなくて、太陽殿といっしょにいたいということじゃ。 太陽殿の方も我と片時も離れとうないと言っておるしの。」 言ってない言ってない。 「じゃあしょうがないわね。 そうしましょう。 ボソッ…早く孫の顔も見てみたいしね…」 「ありがとうございまする!」 うぉーい!何勝手に決めてんだよ! つか最後のボソッって何?!嫌がらせ?! 結局、大きくないのにいっしょの部屋にされちゃいました…
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