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「あははは!あははは!
これはなんというものじゃ?」
琉奈がぼよんぼよんと飛び跳ねて遊んでいるのは、勿論俺のベッド。
「それはベッドっていうんだ。
お前の知ってる言い方をすると外来布団とかそんな感じかな?」
「外来とな?布団とな?
スゴいな!!」
そしてさらに高く飛び上がる。
そんなことよりも俺が心配なのはベッドの下…
バレなきゃいいんだけど…
琉奈は疲れたのかベッドの上に寝た。
そしてコロコロ転がってベッドから落ちる。
マ…サ…カ…
「これはなんぞや?」
好奇心旺盛なお姫様は迷わず手を伸ばし『例の物』を手に取り、バラバラと捲る。
「こ…これは…」
最悪だ…恐れていた事が起こってしまった…
すると琉奈は何を思ったのか、ジリジリと俺に詰め寄ってくる。
しかも顔は無表情なので逆に怖い。
「太陽殿…」
「は…はひ…」
もう返事すらまともにできない…
「何故こんなものを見るのじゃ?
そんなに見たいのなら我のを見せてやろう!」
「えっ…?」
と同時に十二単を脱ぎ始める琉奈。
「ちょっ…何かそれ違うから!!!」
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