奇妙で不思議な少女

15/36
前へ
/167ページ
次へ
次の日、琉奈の日用品やらなんやらを買うとかでデパートにきている。 メンバーは俺、琉奈、お袋、沙耶だ。 別に買い物だけなら俺たち兄弟はいらないのになぁとか思うんだけど、魔神には逆らえないためついてきた。 「琉奈ちゃんコレなんかどう?」 今、女3人は服選びの最中。 男でしかも服などに全く興味のない俺にとっては暇でしかない時間。 家に帰ってひと狩り行きたい気分だぜ… ようやく終わると次は布団を見に行く。 琉奈はそうとうベッドが気に入ったらしく、見本として置いてあるものに寝っ転がっていた。 ミニスカのためチラリと見えたものは水色と白の縞パン。 ちょっと興奮したけど俺は変態ではない…とは言い切れません… それからしばらくはデパートの中を動き回りいろいろな物を買った。 荷物持ちは当然俺がしました。 そして昼飯を食うために今はフードコートにいる。 荷物持ちに疲れた俺には天国のような場所だった。 お姫様は目を輝かせ辺りをキョロキョロと見回している。 「あれはなんじゃ?」 それが今日の琉奈の口癖。 見るもの全てが新しいものだからすぐに聞いてくる。 俺は慣れてしまったからピンとこないけど、琉奈にはきっと全く違う世界にみえるんだろうなぁ…
/167ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1612人が本棚に入れています
本棚に追加