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「ありがとな!」
無事車まで運び終え、手伝ってくれた沙耶の頭を2、3回撫でる。
「うにゅう…はっ!
気安く頭に触らないでよ!」
一瞬気持ちよさそうにしてたのになぁ…まいっか!
「た~い~よ~どのぉ~」
「ぐぼぁ!」
腹部に思い切りヘッドバットをしてきた琉奈。
ライフをかなり削られちまったぜ…
「我も撫でてたもれ~!」
人を散々な目にあわせといてそれかよ!
「お前は何にもしてないだろ?
だからダメだ。」
「では今ここで契りを交わそうぞ!」
おいおい…さすがにそれは…って服を脱がすな!
そんでお袋と沙耶は呆れた目で俺を見ながら、車に先に乗り込まないで助けてよ!
「ハァ…ハァ…ハァ…」
なんかコイツの息が荒くなってる!
俺の貞操が!俺の貞操が危ない!
「ママ~あの人たち何してるの~?」
「見ちゃいけません!」
俺たちを指差し母親に尋ねる少女。
そりゃあここは駐車場ですからね…
普通こういうことは家でやるものです。
まあ家に帰ってもする気はないが…
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