漱石先生に聞け

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「小学生の時見学した、ゴミ処理工場を思い出した……」 思わず鼻を押さえうずくまってしまう。 「どういう意味なのじゃよ」 いくら何でも変態な上に、臭いとは……反則だよ、反則!! 左のジャブだけでも強烈なのに、右に必殺のストレートまで持ってるなんて……まるで、えぇと、まるで…… ショートケーキの上に苺が乗ってるみたいじゃないか!! 「まるで例えとらんのじゃよ」 「だがら何で心が読めるんですか!! それより、意外でしたよ。先生みたいな文豪は、てっきり携帯小説に否定的なんじゃないかと」 「へ?何でじゃよ? 良いじゃんかぁ。良いじゃんかぁ、携帯小説ぅ。 書いたもんがすぐ、読者から反応がくる。 超良いじゃんかぁ」 「だって、携帯小説家って……」
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