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「え?じゃあ、アメリカの文豪は右手を万年筆にして上から義手をつけるっていうのは?」
「アメリカすげー!!いや、それもう文豪関係ないでしょ!!
不死身の宇宙海賊でしょ!!
完全に人体改造してるじゃないですか!!」
「マーク・トウェインとか右手が万年筆で、左手がバナナだって」
「何でマーク・トウェイン先生は右手に飽きたらず左手まで冒険してるんですか!!
ハックルベリーフィンどころじゃない冒険してんじゃないですか!!
マーク・トウェインの冒険~左手のバナナ~じゃないですか!!」
「嘘じゃったんか。危なかったぁぁ。わし、危うく左手まで羊羹にするところじゃったよ」
「何で左手羊羹ケースにするんですか」
「羊羹ならバナナより日保ちするし」
「そういう問題じゃないでしょ。
かなり早い段階で嘘って気づいて下さいよ……あれ?左手までって?」
先生がこの上ない笑顔をこちらへ向ける。
「羊羹食べる?」
「いりません」
「それにしても、漱石時代早すぎたわぁ。まじ早すぎた。
略して、漱石早すぎじゃわぁ。
漱石ぶっちゃけ、猫耳女子高生を主人公にしたエロい小説をエブリスタに投稿してぇ。
運営と戦いてぇ」
「明治の文豪がそんな事言わないで下さい!!」
思わず叫んでしまう。
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