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その場にいるのが嫌で、必死に走った 真っ暗でどこに走ってるのかさえ分からなかった 『はぁ、、、はぁ、、、』 息が切れてきた 苦しい 「あはは」「あはは」 どんなに走っても影の様に、笑い声と罵声は私についてくる 『嫌だ、、、やめて、、、怖いよ』 必死にもがいても、笑い声と罵声は止まらない 『いやぁぁああ!!』 私はその場で泣き崩れた その時、隣から声が聞こえた 「大丈夫だよ、俺がいるから」 その人は私に笑いかけて、手をさしのべてくれた その手を掴むと、安心感が流れ込んできた
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