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『……逃げるってどこに!?』
「分かんない。でも……どこでもいいじゃん」
『仕事はどうするん?』
「仕事は……あたしの代わりなんていくらでもいるし」
『家族は?』
「後で言えばいい。きっと分かってくれる」
『荷物は?』
「荷物はいらない!別に大事な物とかもないし」
「あたしはいいの。ルナちゃんの代わりはいないから!ルナちゃんはルナちゃんしかいないもん」
「もう……ルナちゃんの辛い姿見たくないんだ……」
リエ……
泣き虫で怖がりでいつもあたしにくっついてた
いつも傍で笑ってくれた
いつもあたしの代わりに泣いてくれた……
あたしがリエに
いつも支えられていたんだ。
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