たいようのようなひと

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「ゆぅ」 私を呼ぶ彼氏の声が頭の中で聞こえる。 怒ったような、ぶっきらぼうな声。 「ごめんね、コウ」 私も頭の中で謝る。 謝ってはいるものの、不思議にたいした罪悪感はなかった。 心と体が、中身と入れ物の感覚。 私が2つに分離してるかのような、現実感が薄れた感覚。
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