たいようのようなひと

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段々と冷えてきた部屋では触れ合う肌と肌がサラサラと、暖かくて気持ちがいい。 細身に見える涼の身体は意外にも筋肉が程よくついていて、その腕の硬さを手のひらでなぞる。 目の前にある。 今、涼が目の前に。 あの、涼が! 私はなぜ今自分がここにいるのかを思い出していた。
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