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世界は、闇より生まれた…
漆黒の世、全てが混沌に包まれた世界…。
しかし、その世にも光はあった。
…やがて、世界は二つに別れた。
闇の世は魔界、
光の世は人界…
二つの世界は共にあり続けた。
だが、魔界に誕生せし王が言う
『元は一つだったこの世界、再び統べんとして何が悪い?』
やがて、闇は光を覆わんとし、光は闇から抗おうとした。
…人はとても無力だ。
悪魔などには、到底かなうべくもない。
闇は人界を覆い尽くさんとしていた…
その時、その者は現れた。
-SPARDA-
魔の住人でありながら、誇り高き魂を宿した者。
SPARDAは同胞に仇なし、人界を救うために大勢の悪魔と戦った。
その剣は、いかなる悪魔をも赤子の手を捻るように散らせた。
たとえ、魔界の王でさえも斬り伏せてみせた。
人界と魔界、この二つを再び繋げない為に、SPARDAは二つの世界に"トンネル"の役割を持つ塔を建てた。
名は、"テメンニグル"。
人々はそう呼んだ。
自らの強大なる力とともに、封じたのであった…。
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