画面から出てきた少女

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そんなことをしているともう学校に着いてしまった。 そしてそのまま土間まで行き、階段を上がり、クラスへと向かったのだが…… 「なあ、そろそろ手を離してくれよ……」 「そっか……なお君は僕のこと嫌いなんだね……」 今にも泣き出しそうな、潤んだ目で見つめられてるのですが…… 「いや……そうゆうことじゃなくてだな?あぁぁぁぁ!!もう俺らのクラスの前だし、流石にマズいって!!」 「うぅ……分かったよぉ……」 なんか物凄く悲しそうな顔してるんですけど!? その顔は反則だろ…叱られてシュンッとなった犬みたいな顔しやがって 「また今度な」 と俺は勇助の頭を撫でながらそう言った。 「ホントに??約束だからね♪」 そう言うと勇助はようやく俺の手を離して教室へと入っていった。 ったく……俺は一体なにしてんだよ…… これじゃあ俺まで勇助のこと…… 駄目だ!!絶対にそれだけは駄目だ!! 世間の目というものがある。 いや、もう考えるのはやめにしよう…… と自分に言い聞かせ、勇助に続いて俺も自分の教室へと入った。 教室に入ると、まず俺は自分の机へと向かった。 そして俺の隣は……隣には…… うん、そのまさかだ……勇助だよ…… もはや拷問だな。
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