37人が本棚に入れています
本棚に追加
こいつの隣はいろんな意味で嫌だ……
なんか女子がうじゃうじゃ集まって来てるしな。
正直言って邪魔だ。
何故かは分からんが、幾度も席替えをしているのにも関わらず、俺は勇助の隣になってしまう…
何かの陰謀か?この野郎……
そしてその群れる女子達の中心にいる勇助は、女子の前……ていうか、俺以外の人の前だと途端にクールなジェントルマンへと変身する。
二重人格か?このキモいマン二世め……
俺にだけキモい方見せんじゃねえよ……
まあその群れる女子達のおかげで、少なくとも勇助と絡むことはない……少なくとも勇助とは……。
「な~お君♪♪」
野性の西村 沙織(にしむら さおり)が現れた。
戦う
アイテム
逃げる ←
尚人はコマンド「逃げる」を使った。
だが逃げられない!!
ちきしょぉぉぉぉ!!!!
強制バトル……ということは……!?
ライバル…もしくは…ラスボス的な類いの……!!
「なんで逃げようとしてるのかなぁ?」
俺に抱き着きながら満面の笑みで言う沙織…
「だってお前いつも抱き着いてきて、なかなか離してくれないし……」
そう、沙織には俺を抱き枕の如くいつでも、どんな場所でも抱き着いてくるという非常に悪質で厄介な癖がある。
「そっかぁ……なお君は私のこと嫌いなんだぁ……」
と勇助にも負けず、劣らずの潤んだ目で言う沙織……
さっきもこんな感じのくだりあったよな?
アレか?こいつは勇助と同類なのかな?かな??面倒くせぇ……
うん……嫌いな訳じゃないよ?変な癖は置いといて……まあ……可愛いしな……///
「いや、そうゆう訳じゃないからとりあえず離してくれ……」
よく言ったぞ!!俺!!
最初のコメントを投稿しよう!