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「じゃ~あ…私のこと好きって言ってくれたら30%の確率で離してあげるよん♪♪」
なん……だ……と??
そう来たか、小悪魔め……悪戯が過ぎるだろ。
「ちょいとそこのお嬢ちゃん?それはかなり理不尽ではないかい?」
「んっ?でもなお君もまんざらではないんでしょ?」
(ギクッ……!!)
「ほらぁ~やっぱり~♪なお君も照れやさんだなぁ♪」
「うぅ……」
くそぉ……顔に出やすいタイプだからな、俺は……
やられたぜ!!
それにしても……さっきよりも沙織が密着してる気が……
胸……胸が!!
腕にあたってまつ……///
「それくらいにしといてあげてくれませんか?尚人も困っていますし。」
おぉ~ナイスだぞ勇助……
さすがだぜクールガイ。
「ん~勇助君がそう言うんならしょうがないか……」
あれほどしつこかった沙織も勇助の言うことは聞くんだよな……
ちきしょう~やっぱりイケメンという名の特殊スキルなんて……俺は認めない……!!
そんなやりとりをしているとチャイムが鳴った。
「ほらチャイムも鳴ったんだから、早く自分の席に戻れよ」
「うぅ……分かったわよぉ~
でも次は容赦しないんだから♪」
と沙織も渋々と自分の席へと戻って行き、やがて授業も開始されたのだった。
それにしても……容赦しないとか……///
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