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そんなやりとりをした後、俺達は学校に向け普通に歩き出すことになった。
普通……普通に……うんっ?なんか……腕に違和感が……
って……!!
「うおぅい!?!?何してんだよ!!」
「何って…手はダメって言うから腕を組んでるんだお??」
「一緒だろうが!!むしろ酷くなってんじゃねえかよ!!」
…そろそろ殴ってもいいよね??
うん…だいぶ我慢したしな……
(ポカーンッ)
とゆう効果音と共に俺は勇助の頭を殴った。
「痛~い!!でも…嬉しい……///」
うぇ~……
しまった!!選択肢を誤ったか……
こいつが“ドM”なのを 忘れてたぜ……一生の不覚だ。
もういいや……なんとでもなってしまえ……
結局、俺が一歩譲って手を繋ぎながら学校に向かうはめになった……
周りからの視線が冷たいし……痛い……
みんなコソコソ話してるし……
もうなんか……死にたい……
だってしょうがないよね……殴ったって、蹴ったって、あいつには逆効果だしさ……
何で俺がこんな思いしなきゃならんのだ……
歩いている間ずっと俺は何も喋らなかった。
ふっ……ざまあ!!
まあ、あいつはずっと独り言でブツブツ言ってたけどな……
鼻息も若干荒くなってたし……
もうやだ……
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