バイクと仲間と彼女

5/10
前へ
/93ページ
次へ
彼女のミクとの出会いは、親友のミンがきっかけを作ってくれた。 今のように携帯電話なんて無い頃の話だ。 家の電話が鳴り受話器を上げた俺、相手は友達のミンだった。急いでる口調でミンは言った 「俺だけど今日時間ある。」 高校を辞めたばかりの俺は、仕事もしてなかったので、いつも暇を持て余してたから、遊びの誘いかと思い即答した。 「暇だけど、何?どっかに遊び行く?」ミンは「今日俺の彼女が、友達連れてくるから、シンも来てくれる?」 俺「えっ何で俺?」 ミン「良いじゃん。なっ、たのむよ。飲み物とか用意して1時に待ってから。」 そうに言ってミンは電話を切った。俺はその頃、あまり彼女とかに興味は無かったので暇つぶし程度に考えていた。 着替えて、バイクのエンジンをかけた。ツーストロークのかん高いエンジン音を響かせミンの家に向かった。
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加