こぼれ落ちた心の欠片
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走り慣れた道、幾つものライトの灯りが目元をかすめていく。 夜は嫌いじゃない、むしろ好きな空間だ長い出口の無いトンネルが何時間も続く、俺にとって唯一の自由な時間だ。なにより俺の落とした心達が集まって来る大切な時でもある。又朝になれば長いトンネルも終わり、心の欠片達はどこかに散らばって行き、俺は会社のちっぽけな、タイムレコーダーに支配される時間を工場機械達と過ごす。心を必要としない操られた時間を。
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