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「‥‥‥俺は桜井を軽蔑なんてしないよ。」
ありきたりだけど、俺の本音。
俺は桜井を軽蔑しない。
いや、出来ないんだ。
だって俺は‥‥‥‥‥‥‥
「ありがとう‥また、東海林くんに救われちゃったな‥あ、そうだ。アドレス聞いてもいいかなぁ‥?」
恥ずかしそうにモジモジしながら桜井は俯いた。
「いいよ」
「ありがとー」
満面の笑みの桜井。
本当にかわいいんだよな。
赤外線でお互いの連絡先を交換し、俺たちは別れた。
桜井と離れて少し寂しかったけど、ニヤニヤしてしまう。
アドレス帳に入った"桜井 萌"と言う名前を何度も見てしまう。
スキップしながら家へ向かった。
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