第三章

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「響っ!」 止める姉ちゃんを振り払い、俺は全速力で学校へ走った。 道行く人の視線が痛い。なにせ、俺の寝間着はコリラックマの着ぐるみだぜ?かわいいだろ? 見ろよっ!お前らの視線に負けないぜ!俺は愛に生きるんだよーーーーーっ!!!!! ガラッ 「桜井っ!!!桜井いる?」 授業中の教室なんか関係なく片っ端から教室のドアを開けまくった。 授業中を受ける学生たちは一斉に俺を見た。しかしその中に桜井はいなかった。 「…………。」 パタン。 俺は学校中、桜井を探した。頭痛くて、ぼーとしてくるけど、必死に探した。 なんでかわからない。ただ桜井に会いたくて、会わなきゃ行けない気がしたんだ…。
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