プロローグ

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「百合愛でーす。」 お客さまに笑顔で挨拶した。 大きくないが、それなりに形のいいあたしの胸をお客さまは眺めていた。 「ユリナちゃんか…かわいいね。」 そう言いながらあたしの胸に手を伸ばしてくる。 手の早いお客さま… 話すのが苦手なあたしには神さまみたいだよ。 気持ちよくもなんともないのに、感じてる演技をする。 お客さまがエスカレートする度にあたしの演技もエスカレートし、ほんとに感じくる。 心の変わりに、あたしのアソコは泣いているように濡れていた。 これがあたしの仕事。 百合愛の生きる道なんだ。
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